修理事例
車のクランクシールは、エンジンのクランクシャフトとフロントカバーの間に設置されたゴム製のシールです。
その主な役割は、エンジンオイルがフロントカバーから漏れ出るのを防ぎ、エンジン内部の潤滑油を保持することです。
クランクシールからオイル漏れが起こると、エンジン内部の潤滑油の量が減り、エンジン部品同士が接触し、摩耗や損傷が起こる可能性があります。
また、エンジンの冷却不足にもつながり、最悪の場合はエンジンが完全に破損する可能性もございます。
さらに漏れたオイルがファンベルトに付着すると、ベルトの劣化を進行させ強度が弱まりベルトを損傷させてしまう恐れがあります。
オイル漏れが発生した場合、改善するにはクランクシールの交換が必要になります。
交換にはエンジンの一部を分解する必要があり、専門的な知識や技術が必要です。
車のメーカーやモデルによって異なりますので、専門の自動車整備士にご相談ください。
予防策としては、定期的なオイル交換や車両の点検、正しい運転方法を心がけることが大切です。
また、オイル漏れの発生がある場合は、すぐに整備士に相談し、早めの修理を行うことが重要です。