修理事例
クーラーガス圧の漏れがないかの点検方法
最近暑い日が増えてきて、それに伴って車のクーラーを付けることが多くなってきますが、それによってクーラーが効かないと気付く事が多い様です。
冷えなくなる原因は様々ですが、よくあるのが、コンプレッサーの作動不良と、クーラーガス圧の低下によるものが大半なのかなと思います。
今回はクーラーガスの漏れのケースを見ていきましょう。
大きく漏れている場合は目視で確認できるのですが、大抵の場合長年かけてほんの少しの隙間からガスが徐々に漏れているケースがほとんどなので、おそらく目視で確認するのはは難しいでしょう。
その場合、クーラーガスを一度入れ直して、その中にガス漏れ検知剤という黄色い蛍光の液体を混ぜることによって、漏れている箇所が特殊なライトを当てると黄色く光り、ガス漏れの箇所を特定することができます。
車の外側の配管などは見つけやすいのですが、室内を冷やすためのエバポレーターという部品はケースに囲まれていて点検するのが容易ではないため、そこからのガス漏れの場合は、ケース内で結露した水を車外に排水する水が黄色く光るかで判断しています。
すぐには出てこない事もあるので、症状が出るまで様子を見てもらう事になります。
これから暑い日が増えてきて、熱中症のリスクも徐々に上がってきますが、その前に一度、自分自身でクーラーがきちんと冷えているか点検してみてはいかがでしょうか?