修理事例
スパークプラグとはエンジン内で火花を飛ばす役割をしている部品で、燃焼室内に入ってくるガソリンと空気の混合気に火花を飛ばして爆発させ、エンジンの原動力となる火種のようなものになります。
このスパークプラグには、白金プラグ、イリジウムプラグ、ノーマルプラグといった種類があり、上述2つは10万kmや20万kmノーメンテナンスで使用できる一方、ノーマルプラグは角が削れてくるので定期的に点検や清掃、交換をしていかないとならないプラグとなります。
では交換時期を過ぎたり、点検や交換を怠るとどのような不具合が出てくるのでしょう。
まず始めに出てくる症状はエンジン回転数が下がりアイドリングが不安定になってきます。これはプラグの火花が正常に飛ばなくなり、燃焼室内の爆発が起こるときと起こらない時が出てきてしまうためです。
そして、ひどくなるとアクセルを踏んでも加速しない、エンストしてしまうなどの症状も出てきてしまいます。
これだけにとどまらず、火花を飛ばすための制御をしている、イグニッションコイルという部品にも高い負荷がかかるため、その部品も駄目にしてしまい、修理代も何千円で済むところが、何万円もかかってしまうケースもあります。
エンジン不調でクルマが走れなくなってしまうのはもちろん、部品代も大きくなってしまうので、プラグの交換、点検は早め早めで実施しておいたほうが良さそうですね。