修理事例
ルーフアンテナつきの車の注意点は
最近の車は見た目にもこだわったルーフアンテナが採用されています。
ルーフよりも少し出っ張るため立体駐輪場などで高さ制限ギリギリですと、ぶつけてしまうことがあります。
理由は、立体駐輪場は場所によっては後輪が動かないように一番後ろの輪止めの手前にもうひとつ小さな出っ張りがあり、そこを乗り越す際に少し車体が上がるためルーフアンテナに接触してしまう事があるようです。
ぶつけてしまうといろいろな不具合が出てきてしまいます。
一番の問題はルーフアンテナはルーフに穴が開いていて中と外が通じている構成になっていますので、ぶつけてしまうことでルーフが少しでも歪むと、ゴムパッキンが効かなくなりそこから室内に雨水が侵入してしまうということです。
次に問題なのはルーフはほかのボディーとは作りが違い、大げさに言うとベコベコと薄い鉄板のようなものなので、鈑金が効かないということです。
ですので、選択肢はルーフアンテナとルーフ自体を新品に交換をするか、ルーフアンテナから水が侵入しないように新品のルーフアンテナに液体パッキンなどで補強するかになってきます。
あまりルーフをぶつけることは無いと思いますが、ぶつけると思った以上の費用がかかるので、屋根の低い高さギリギリの立体駐輪場は、リスク回避のため避けたほうがよさそうですね。