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点検でご入庫頂いたお車のヘッドライトリレーのお写真です。
こちらのお車はヘッドライトが点灯しっぱなしになってしまいライトを消す事が出来ない状態でご入庫頂きました・点検しましたところ、ヘッドライトリレーに異常がありました。
ヘッドライトリレーはヘッドライトを点灯させるのに必要な大電流の流れる経路をコントールするスイッチの事で、ロービームやハイビームを切り替えるなどの用途に使用します。
大電流を流すので大きな熱を発生するため直接エンジンの熱から当たらないところに取り付けられるのが一般的な取り付け箇所になります。
写真を見て頂くと4つある端子のうち右下の端子の根元が熱により、溶けてしまっているのが確認できると思います。
原因としましておそらくリレーの寿命により熱に耐えきれず溶けてしまい、接点に異常がありライトが点灯し続けてしまったのだと思います。
こういった電気系のトラブルは突然起きてしまいます。
例えばブレーキランプの球切れなども球切れのまま走行を続けてしまうと大変危険ですし、本来ならブレーキランプで使うはずの電流が使われないので他のランプ類に本来行くはずのない電流が流れてしまい球切れの原因になってしまったりします。今回のようにリレーなどに異常が出てしまう可能性がありますのでお客様の日常点検、12ヶ月法定点検などして頂き、早期発見出来るようにする事をお勧めいたします。